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過活動膀胱
過活動膀胱とは、尿意切迫感(急な尿意がありトイレを我慢できない状態)があり、頻尿や尿もれ、尿失禁を伴う状態です。
他の泌尿器の病気、例えば膀胱結石、膀胱がん、膀胱炎などでも同様な症状となりますが、そのような明らかな病気がないにもかかわらず、尿意切迫感がある場合に過活動膀胱の診断となります。
症状よって診断される病名ですが、尿検査やエコー検査によって、他の病気がないことを確認することが重要です。
40歳以上では15−20%の方が過活動膀胱の症状を持っていると言われており、男女ともに多くの方がお悩みになっていると思われます。
症状の程度によっては外出、交通機関の利用、仕事など、さまざまな場面ですぐにトイレに行けないことが心配で、行動が消極的にならざるを得ず、生活の質が低下する大きな原因になります。
原因は、加齢や生活習慣病により膀胱の血流が低下、ホルモンの低下が関係しています。
治療
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行動療法
減量:肥満の方が減量することで過活動膀胱の症状が改善すると言われています。
膀胱訓練:尿を我慢する練習をすることで蓄尿症状を改善させます。
骨盤底筋体操:自宅で簡易に行うことができる筋肉トレーニングです。腹圧性尿失禁に対する治療でも行われますが、過活動膀胱の症状も改善が期待できます。
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β3作動薬、抗コリン薬
膀胱の過剰な収縮を抑える、膀胱の筋肉を緩める効果があります。
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スターフォーマー(保険外、自費診療)
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